「何か趣味があったほうがいい」と思いながら、気づけば何年も何も変わらない。
仕事と家の往復だけで、休日は疲れて寝て終わる。
そんな毎日を送っていると、生活に張り合いがなくなってしまうことがあります。
実は、以前の私もそうでした。
趣味らしい趣味もなく、毎日をこなすだけの生活。
何をしていても楽しいと思えず、心にも余裕がなくなっていました。
そんな私が、昔買った一眼レフカメラを久しぶりに手に取ったことをきっかけに、少しずつ毎日が変わっていきました。
この記事では、趣味がないと思っていた私が、なぜカメラを趣味にすることができたのか、そしてカメラを始めてから生活がどう変わったのかを、自分の体験をもとにお話しします。
「最近、毎日がつまらない」
「何か楽しみがほしい」
「でも自分には趣味がない」
そんなふうに感じている方の参考になれば嬉しいです。
もくじ
以前の私は、趣味どころではない毎日を送っていました
今でこそカメラを持って出かける時間が楽しみになっていますが、以前の私は、そんな余裕を持てる状態ではありませんでした。
仕事に追われ、家は寝るだけの場所になっていた
30代後半から40代半ばまで、私は仕事に追われる毎日を送っていました。
朝から夜まで働き、家に帰るのはほとんど睡眠を取るためだけ。
平日は気力も体力も使い果たし、休日はただ寝て終わることも少なくありませんでした。
「何か趣味を持てたらいいな」と思うことはあっても、現実にはそんな気持ちすら後回しになっていました。
毎日を乗り切るだけで精一杯。
楽しみを見つけるどころではなかったのです。
楽しみがなくなり、気持ちまで沈んでいった
そんな生活が続くうちに、少しずつ気持ちも沈んでいきました。
毎日同じことの繰り返しで、何のために働いているのか分からなくなる。
休みがあっても疲れが取れず、心から「楽しい」と思えることがなくなっていく。
気づけば、生活そのものに張り合いを感じられなくなっていました。
そのうち、うつ状態になり、病院で薬をもらいながら仕事を続ける時期もありました。
今振り返ると、あの頃の私は「趣味がない」というより、何かを楽しむ余白そのものを失っていたのだと思います。
50代に入って、「昔の楽しかった感覚」を思い出した
そんな状態が長く続いていましたが、50代に入った頃、少しずつ自分の気持ちに変化が出てきました。
学生時代によく聴いていたロックを聴いたことがきっかけだった
あるとき、学生時代によく聴いていたロックを久しぶりに聴く機会がありました。
懐かしい曲を聴いていると、不思議と気持ちが少し軽くなったんです。
当時の空気や感覚がよみがえってきて、忘れていた「楽しい」という感覚が、ほんの少しだけ戻ってきたような気がしました。
ほんの小さな変化でしたが、私にとっては大きなきっかけでした。
「そういえば、自分にも昔好きだったものがあったな」
そんなふうに思えたことが、次の一歩につながったのだと思います。
幼いころに好きだった飛行機が、もう一つのきっかけになった
その流れの中で、幼いころに好きだった飛行機の写真を見る機会がありました。
子どもの頃、飛行機が好きだったことを思い出し、「こういうものを見てワクワクしていたな」と、昔の自分の感覚が少し戻ってきました。
大人になると、好きだったことを忘れたまま過ごしてしまうことがあります。
でも、自分では気づいていないだけで、心のどこかにずっと残っているものもあるのだと思います。
私にとって、それが飛行機でした。
押し入れに眠っていた古い一眼レフカメラが、趣味の始まりになった
飛行機をきっかけに昔の感覚を思い出したとき、ふと頭に浮かんだのが、昔買った一眼レフカメラの存在でした。
40歳のときに買ったカメラを、久しぶりに取り出してみた
私がそのカメラを買ったのは、40歳になった頃でした。
当時は「せっかくなら良いカメラを持ってみたい」と思って購入したものの、忙しさの中で次第に使わなくなり、気づけば長い間しまいっぱなしになっていました。
それを久しぶりに押し入れから引っ張り出してきて、もう一度使ってみようと思ったのです。
といっても、そのときは「本格的に趣味にしよう」と思っていたわけではありません。
「ちょっと撮ってみようかな」くらいの、かなり軽い気持ちでした。
でも今思えば、その**“軽い気持ち”で始めたこと**が良かったのだと思います。



最初は飛行機の写真を撮ることから始まった
最初に撮ろうと思ったのは、やはり飛行機でした。

幼い時に興味を持った飛行機
全日空(現ANA)
ロッキード
L-1011トライスター
もともと好きだったものだからこそ、カメラを向けることに自然と興味が湧きました。
上手く撮れるかどうかよりも、まずは「撮ってみたい」という気持ちが先にあったのです。
実際にファインダーをのぞいて飛行機を追っていると、久しぶりに何かに集中している自分がいました。
「うまく撮れた」
「今の瞬間、ちょっと良かったな」
そんな小さな感覚が、思っていた以上に嬉しかったのを覚えています。
気づけば、車や花、景色も撮るようになっていた
飛行機を撮り始めたことをきっかけに、少しずつ他のものにもカメラを向けるようになりました。
もともと好きだった車。
季節を感じる花。
何気なく目に入った景色。

子供も大きくなり、家族のことを考えたミニバンを手放し、憧れだったロータリースポーツ
Mazda RX-8 を購入、いろんな場所にドライブをして楽しんでいました
最初は「撮るものなんてあるかな」と思っていたのに、カメラを持って歩くようになると、不思議と身の回りに撮りたいものが増えていったのです。
それまではただ通り過ぎていた風景が、少し違って見えるようになりました。
これは、カメラを趣味にして一番大きく感じた変化の一つかもしれません。
趣味がない人に、カメラが向いていると感じた理由
実際にカメラを趣味にしてみて、「これは趣味がないと感じている人にも向いているかもしれない」と思うようになりました。
その理由はいくつかあります。
外に出るきっかけになる
趣味がないと、休日に外へ出る理由がなくなりがちです。
私自身も、以前は休みの日に家で過ごして終わることが多くありました。
でも、カメラを持つようになってからは、
「ちょっと撮りに行ってみよう」
と思えるようになりました。

自転車に乗って近くを散歩
車では入れない場所まで行き、景色を眺め気分をリフレッシュ。
そこの場所から見える景色や物などを撮影。
自転車はイギリスの
折畳み自転車BROMPTON
遠くへ行かなくても、近所の公園や道ばたの花、空の表情だけでも十分被写体になります。
ほんの少し外に出るだけでも、気分が変わることがあります。
カメラは、そのきっかけを作ってくれる趣味だと感じています。
小さな楽しみを見つけやすい
カメラの良いところは、特別なものだけを撮る趣味ではないということです。
飛行機や車のような好きなものはもちろんですが、
季節の花、夕焼け、街並み、道ばたの風景など、何気ないものも立派な被写体になります。
「今日は何か撮れるかな」
そんな小さな楽しみができるだけで、毎日の見え方はかなり変わります。
生活に張り合いがないと感じていた私にとって、この変化は思っていた以上に大きなものでした。
上手くなくても続けやすい
趣味というと、「上手くならないといけない」「続けないと意味がない」と思ってしまうことがあります。
でも、カメラはそこまで構えなくても楽しめる趣味だと思います。
もちろん上手く撮れると嬉しいですが、最初から作品のような写真を目指さなくても大丈夫です。
自分が「いいな」と思ったものを、自分のペースで撮ればそれで十分です。
誰かと比べる必要もありません。
それが、趣味に対して苦手意識がある人でも始めやすい理由の一つだと思います。
一人でも楽しめる
趣味によっては、誰かと予定を合わせたり、場所や時間を調整したりする必要があります。
でもカメラは、一人でも気軽に楽しめます。
思い立ったときに出かけて、好きなものを撮る。
疲れている日は無理せず近場だけにする。
そういった自分のペースで続けられる自由さがあります。
これは、忙しい大人にとってかなり大きなメリットだと感じています。
日常の見え方が変わる
カメラを趣味にしてから、何気ない景色を見る目が変わりました。
以前なら気にも留めなかった光や影、季節の移り変わり、空の色。
そうしたものに自然と目が向くようになったのです。
これは決して大げさな話ではなく、
ただ過ぎていくだけだった毎日に、小さな発見が増えた
という感覚に近いです。
この変化があるだけでも、生活はかなり違って感じられるようになります。
カメラを趣味にしてから、私の生活はこう変わりました
カメラを趣味にしたことで、私の生活は少しずつ変わっていきました。
劇的に人生が変わった、というほどではありません。
でも、毎日の過ごし方や気持ちの持ち方には、確かな変化がありました。
休日に「何をしよう」が生まれた
以前の休日は、ただ疲れを取るためだけの日になっていました。
もちろん休むことも大切ですが、それだけで終わる日が続くと、気持ちまで沈んでしまうことがあります。
でも今は、
「今日はどこで写真を撮ろうか」
と考える時間があります。
それだけで、休日に意味が生まれるようになりました。
大きな予定ではなくても、自分の中に小さな楽しみがあるということは、想像以上に大切なことだと感じています。
ドライブや自転車の時間が、もっと楽しくなった
もともと私は、ドライブや自転車で近場を散策することが好きでした。
そしてカメラを持つようになってから、その時間がさらに楽しくなりました。
ただ移動するだけでなく、
「途中で景色のいい場所があれば撮ってみよう」
「季節の花が咲いていれば立ち寄ってみよう」
そんなふうに、出かける時間そのものに目的が増えたのです。
遠くの有名スポットでなくても、近場で十分楽しめる。
これも、カメラ趣味の大きな魅力だと思います。
気持ちの切り替えがしやすくなった
カメラを持って撮影している時間は、不思議と仕事のことを忘れやすくなります。
被写体を見つけて、構図を考えて、シャッターを切る。
その時間は、自然と目の前のことに集中できます。
これは私にとって、かなり大きな意味がありました。
頭の中が仕事や悩みでいっぱいになっているときでも、
カメラを持って少し外に出るだけで、気持ちが切り替わることがあります。
心に余白を作る時間としても、カメラはとてもありがたい存在になりました。
毎日の中に、小さな楽しみが増えた
写真を撮る楽しみだけでなく、
撮った写真を見返す時間や、
「次は何を撮ろうかな」と考える時間も、今では楽しみの一つです。
季節によって撮りたいものが変わるのも面白いところです。
春は花、夏は青空、秋は紅葉、冬は澄んだ景色。
そうした季節の変化を楽しみにできるようになったことも、以前の私にはなかった感覚でした。
日々の中にこうした小さな楽しみが増えたことが、生活の充実感につながっているのだと思います。
趣味は「立派なもの」でなくていいと思うようになりました
カメラを趣味にする中で、私が一番強く感じるようになったことがあります。
それは、趣味は「立派なもの」でなくていいということです。
趣味というと、何かを極めたり、詳しくなったり、人に自慢できるようなものを想像してしまうことがあります。
でも実際には、そこまで大げさなものでなくてもいいのだと思います。
自分の気持ちが少し楽になる。
少し外に出るきっかけになる。
毎日の中に、ほんの少し楽しみが増える。
それだけでも、十分に意味のある趣味です。
私にとってカメラは、人生を派手に変えてくれたものではありません。
でも、止まりかけていた毎日を、少しずつ動かしてくれた存在でした。
もしあのとき、押し入れの中にあった古いカメラをそのままにしていたら、今のような生活にはなっていなかったかもしれません。
そう思うと、趣味のきっかけは本当に些細なことでいいのだと感じます。
もし今、趣味がないと感じているなら
もし今、「自分には趣味がない」と感じている方がいるなら、無理に新しい何かを探そうとしなくてもいいのかもしれません。
まずは「昔好きだったもの」を思い出してみる
私の場合は、それが音楽であり、飛行機でした。
子どもの頃に好きだったもの。
学生時代に夢中になっていたもの。
昔買ったけれど、今は使っていないもの。
そうしたものの中に、もう一度楽しめるきっかけが眠っていることがあります。
新しい趣味をゼロから探すよりも、昔の「好き」を思い出すことのほうが、案外自然に始められるかもしれません。
最初から本格的に始めなくても大丈夫
趣味を始めるときに大切なのは、最初から頑張りすぎないことだと思います。
「ちゃんと続けなきゃ」
「上手くならなきゃ」
そう考えると、始める前から疲れてしまいます。
まずは一度だけやってみる。
少しだけ触れてみる。
近場で気軽に試してみる。
そのくらいの軽さで十分です。
私も、最初は「趣味にしよう」と意気込んでいたわけではありませんでした。
でも、そのくらいの温度感だったからこそ、自然に続けられたのだと思います。
カメラは、身近なものから始められる趣味
カメラは、特別な場所や高価な機材がなくても始めやすい趣味です。
有名な観光地に行かなくても、
近所の花、公園、空、街並み、車、身近な風景だけでも十分楽しめます。
最初は「撮るものなんてない」と思っていても、いざカメラを持って歩いてみると、意外と身の回りには被写体がたくさんあるものです。
もし少しでも気になるなら、まずは気軽に一歩だけ踏み出してみるのも良いと思います。
まとめ|趣味がない私でも、カメラで毎日に少し楽しみが戻りました
以前の私は、仕事に追われて毎日をこなすだけで、趣味どころではありませんでした。
気持ちにも余裕がなく、生活に張り合いを感じられない時期もありました。
ですが、昔好きだった飛行機をきっかけに、押し入れに眠っていた古い一眼レフカメラを手に取ったことで、少しずつ毎日が変わっていきました。
今では、カメラを持ってドライブに出かけたり、自転車で近場を散策したりしながら写真を撮ることが、私にとって大切な趣味になっています。
趣味は、何か特別なものでなくてもいい。
自分の気持ちが少し前を向けるものなら、それで十分だと思います。
もし今、「自分には趣味がない」と感じているなら、
昔少しでも好きだったものを、もう一度思い出してみてください。
そこから、毎日を少し楽しくしてくれる何かが始まるかもしれません。
今回もご覧いただき、ありがとうございます。
また次のようなことも記事にしていますので、お時間ありましたら一緒に見てもらうとうれしいです。


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